受賞の言葉(2018年度・研究賞)|富石鈴華

富石鈴華(Tomiishi Suzuka)

この度は、2018年度「imd学科賞」という名誉ある賞を頂き、大変ありがたく思っております。評価してくださいました方々にこの場をお借りして感謝を申し上げます。
本研究では、手描きアニメ、その中でも特にロトスコープという技法を用いて、作品を見た人が、「現実」という認識を考え直すような表現手法について研究を行っています。VRで手描きアニメ(しかもロトスコープ)というやり方は、コスト面等の理由からやっている人が少なくて、とにかく手探りで作ってから考えることも多かったです。先生や同輩の助言を聞きながら制作、実装、体験、分析を繰り返すという、大変やり甲斐のある内容でした。
今回このような評価をいただけたのは、研究室の先生をはじめ、同じゼミ生や周りの方々のお陰だと思っております。重ねてお礼申し上げます。
今後は、大学院に進学し、この研究を更に追求していく予定です。今回の受賞を励みにして、大学院での研究を日々努力して行いたいと思います。


富石鈴華|VRを用いたロトスコープ表現による新たなリアリティの検討
imd学科賞 2018年度

中川隆

研究・制作開始時には全天球映像を素材としたロトスコープ映像に関する情報がほとんどなかったため、手探りで作りながら考えることが主でしたが、そういった作業も黙々とこなした結果、このような興味深い体験が生み出せたのだと思います。お疲れ様でした。次の作品でどう展開していくのか楽しみにしています。


富石鈴華|VRを用いたロトスコープ表現による新たなリアリティの検討
imd学科賞 2018年度


>> 概要 [PDF]

>> 関連映像 [YOUTUBE]|”Rotoscope 360″

富石鈴華|VRを用いたロトスコープ表現による新たなリアリティーの検討
imd学科賞 2018年度