受賞の言葉(2024年度・学科賞)|村田穂乃河

村田穂乃河(Honoka Murata)

この度は学科賞に選出していただき、誠にありがとうございます。本研究では、ARと筋電センサを用いた弓道の射癖改善を支援するシステムを制作しました。私がこの題材を選択したのは、弓道部での練習の際に考えていた、自分が弓を引く時の特徴を詳しく知りたいという気持ちがきっかけでした。
制作では、筋電位の計測や基準値の設定、提示方法の検討など、初めての試みに苦労も多かったです。研究では進捗が思うように進まないこともありましたが、システムの形にできたことを嬉しく思います。また、弓道に関わる支援システムそのものや、ARグラスによるリアルタイム提示は実験参加者に好評であり、いただいた意見も大変勉強になりました。
研究と制作を進めるにあたり、指導教員の塙先生や研究室の皆様には多大なご協力をいただきました。心より感謝申し上げます。また、慣れない筋電についてご相談にのっていただき、ご意見をくださった先生方、実験にご協力いただいた皆様にも、深く感謝いたします。

塙大

imd学科賞の受賞おめでとうございます.
村田さんは仮配属当初から弓道をテーマにした研究をしたいと希望していましたが,ICTを弓道へ活用した先行研究は多数報告されていて,これらとの差異や優位性が見出せるような研究にできるのか,指導教員としてはかなり不安でした.研究のテーマ決めの段階で「本当に弓道で行くの?」と何回か確認しましたが,本人の意思が揺るがないことがわかったので,「覚悟してね」的なことを言ってGoサインを出しました.実際に研究室のミーティングの度に,研究の新規性,アプローチの妥当性,システムの実装方法,評価実験の設計などについて幾度となく白熱した議論となって,その度に相当苦しんだのではと推察します.これに加えて,機材の破損や物品の調達などでのトラブルもあり,本当に最後までハラハラさせられました.村田さんがこれらの議論やトラブルから逃げずに真摯に向き合い続けた結果,射癖の改善という独自の着眼点を見いだしただけにとどまらず,ARグラス,筋電センサ,姿勢計測などを組み合わせた実用性のあるシステムの完成に繋がったと思います.今回の卒業研究・卒業制作での経験や反省を活かして社会で活躍すること期待しております.




>> 学会発表|村田穂乃河,赤堀祥,塙大,”ARと筋電センサを用いた弓道における射癖改善の支援システムの検討”,電子情報通信学会技術研究報告,vol. 124, no. 406, MVE2024-92, pp. 342-347, 2025年3月.

>> 関連映像 [VIMEO]|ARと筋電センサを用いた道における射癖改善の支援システム


村田穂乃河|ARと筋電センサを用いた弓道における射癖改善の支援システムの検討 / ARと筋電センサを用いた弓道における射癖改善の支援システム

imd学科賞 2024年度